展覧会・イベント

旧岡方倶楽部の価値を活かし未来へ

来年開設される神戸市歴史公文書館の開館に向けて担当者と地域との車座会議

日時2025年11月12日(水)
13:00~16:00 ※受付開始は12:00から
会場兵庫県立兵庫津ミュージアム 3階研修室
定員140名(先着順)
申込申込フォームはこちら
https://req.qubo.jp/hyogo-no-tsu/form/okagata

FAX 078-651-1869
〔代表者様 お名前 ・電話番号・住所 / 参加人数〕 をご記入ください
主催 : (一社)よみがえる兵庫津連絡協議会
           兵庫津日本遺産の会
後援 : 兵庫県神戸県民センター・神戸市
協力 : 兵庫県立兵庫津ミュージアム

13:00~13:45 旧岡方倶楽部の場所性と兵庫津中心部のこれから

神戸大学工学研究科建築学専攻・講師 山口秀文氏

   この神戸市兵庫区小物屋町27番地、28番地(現 神戸市兵庫区本町2丁目3-33)の地は、近世の岡方
惣会所から近代の岡方倶楽部、現代の神戸市歴史公文書館へと数百年に渡って受け継がれ、町衆や
商人、住民によってつくられてきた場所です。西国街道に面するこの場所の持つ意味と岡方倶楽部
の建築的特徴、この場所を含む兵庫津中心部のこれからについてお話しします。
 岡方倶楽部は、兵庫商人を中心とした住民により、高松吉三郎設計で1927年(昭和2年)に建設され、
2018年に国の登録有形文化財に登録されました。戦災・震災を乗り越え、近世を受け継ぐ場所に兵
庫津の近代の姿を今に残す貴重な建築です。
 兵庫津中心部は近年さまざまな場所がさまざまな主体により整備されてきました。2017年イオン
モール神戸南、2021年兵庫県立兵庫津ミュージアム初代県庁館、2022年同ひょうごはじまり館、
2024年北前船水揚地跡です。今後は、来年(2026年)の神戸市歴史公文書館開館、今後の神戸市中
央卸売市場本場再整備とそれに伴う神戸中央冷蔵跡地の活用が待っています。
 兵庫津中心部のこれからは、神戸市歴史公文書館と兵庫県立兵庫津ミュージアム、西国街道と新
川運河、中央卸売市場本場とイオンモール神戸南をそれぞれ関連づけることで、「知と記憶」「街道と
運河」「生産と消費」をつなぎ、歴史も感じることができる兵庫津のこれからの中心を創造することが
できるのではないでしょうか。
 その重要な一つが神戸市歴史公文書館・岡方倶楽部です。

UR切戸町アパートの活用再生計画(神戸大学山口研究室・大学院生)

兵庫津中心部おける神戸市歴史公文書館をはじめとする各施設を繋ぐ重要な場所として、その活用と再生を図る計画・提案です。

14:00~14:30  神戸市行財政局 総務課文書館館長 野口千晶
                          神戸市歴史公文書館の紹介
14:30~15:30  地域住民と質疑応答
              16:00  閉会

※この事業は兵庫県神戸県民センター 神戸の魅力づくり事業の補助を受けて実施するものです。

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